こんにちは!今回は現役人材コンサルタントが考える、転職活動で自己PRを作る際に意識して欲しいポイントをお伝えいたします。
意識するだけで企業側の印象がガラッと変わるはずなのでぜひ参考にしてみてください。
転職を考えているけど、まだどうしたらよいかわからないという方はこちらの書籍を読んでみるのがオススメです!
転職に関する考え方などは人材コンサルタントの目線からみても非常に的を射ている素晴らしい書籍だと思います。
また、転職についての考え方はこちらを参考にして下さい。
企業に刺さるアピールのポイントを解説いたしました!
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結論
自己PRはずばり【再現性】がキーポイントになります。つまり、前職(現職)での活躍をもとに自社でも活躍してくれそうと相手にイメージしてもらうことが重要です。もっと言うとその活躍の先でどれくらい利益を残してくれそうか。極論あなたを採用することで企業はより儲けることができそうと思ってもらえば勝ちです。
どのようにすればよいか?
具体的には自分の前職(現職)での事例を話す際に、具体的な数字や社内での相対評価を入れると良いです。
悪い例
「私は営業として1億円の売上を作りました。目標も達成しました。」
これでは、この数字はどれくらいすごいのかわかりません。1億円の売上を達成する難易度は企業によって違います。
そして極論2億円の原価のものを1億円で売るなら誰でも1億円の売上作れますよね?つまり、いくら利益を残したかというのも営業マンとしての実力や努力、工夫が見える部分です。
この努力や工夫を知ってもらうことで、このような努力(工夫・考え方)をする人はうちでも活躍しそうと感じてもらうことができます。
良い例①具体的な数字・相対評価を入れる
「私は営業として1億円の売上を作り、粗利で3,000万円を達成しました。課内5人中1位の成績で全社でみても40人中3位の成績で優秀成績賞を受賞いたしました。」
粗利があると、同業であれば利益率でこの営業マンがただ安売りだけしている営業マンなのか、自身で工夫を凝らし顧客に価値を提供しながら利益を残している営業マンなのかがはっきりわかります。
また、相対評価が入ることで、その成績が会社の看板に頼っているだけなのか、会社の中でも活躍している人なのかが一目瞭然です。
同じ看板を背負っている人の中で、どれくらい活躍できているのかは重要な指標になります。
良い例②具体的エピソードを入れる
「私は商品を売るのではなく、ソリューションを売っていました。
以前、顧客と商談中顧客の製品の質が悪い理由が機械が古いせいで、
新たな製品を導入したいと思っている顧客がいました。
しかし、実際に工場を見たところ、機械ではなく使用環境に問題があることに気が付きました。
私は現場で使えるように機械の使用方法をまとめた資料を作成いたしました。
結果として、顧客は新しい機械を買わずして製品の質を上げることができました。
それ以前は、顧客に入っている複数社の1社という位置づけでしたが、
その提案を機に都度様々な相談をしていただけるようになり、
今では毎年5000万円の売上をたてられるロイヤルクライアントになりました。」
顧客のニーズは新しい機械が欲しいというニーズではなく、製品の品質を上げたいということでした。
営業マンが実際に現場見学までし、問題を発見し顧客の問題点を解決してあげたという事例です。
どうでしょうか?このような具体的なエピソードがあれば、自社での活躍イメージできそうではないですか?
事務系職種の場合
事務系職種の方はイメージしにくいと思いますが、以下のようにするとイメージしてもらいやすいです。
例① 経理担当の場合
経理担当として、経費システムの導入を上司に進言し、費用対効果を分析しプレゼンすることで稟議を通し導入まで主導しました。
以前は経理担当3人で1週間かけて毎月の請求業務を行っていたものをシステムを導入することで3人で2日あれば終わるようになりました。
このように仕事を改善したエピソードなどは自社でも前向きに仕事をしてくれそうとイメージしてもらいやすいです。
また、以前は○○日(□□人、△△円)かかっていたものが、○○日に短縮されました。
のようなエピソードは企業がどれくらい利益を残せそうな人材かイメージしやすいです。
例② 営業事務の場合
「私は営業事務として主にプレゼン資料の改善で貢献し、受注率を15ポイント上昇させることに寄与しました。
元々私が担当し始めたときは、プレゼン資料にグラフや図解が少なく一目でわかるとは言えないものでした。
そこで営業と相談しながら、資料の改善に努め3年前は受注率が30%だったものが去年は45%まで上昇しました。」
自主的に問題点を解決しにいく姿勢、そして利益への貢献度がアピールできていると思います。
企業としては自社の受注率が15ポイント上がれば、
売上が3億円増え、粗利益が9000万円増えるななどと考え、具体的に活躍がイメージすることができます。
企業は費用対効果を考えますので、年間9000万円の利益貢献ができる方なら1000万円出してもいい
と考えることもあるでしょう。
実際、2021年3月期の役員報酬の最高は、ソフトバンクGのサイモン・シガース取締役の18億8,200万円と
非常に高額ですが、それだけのリターンがあると孫社長が判断しているということです。
まとめ
自己PRは前職の活躍したエピソードをもとにうちの企業でも活躍してくれそうだなと感じてもらう【再現性】がポイントです。
前職での活躍の理由や考え方を具体的に示すことで転職先に活躍するイメージを持ってもらうことで通過率がぐっと上がると思います。ぜひ試してみてください!
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