スポンサーリンク

【独学】文系大学出身の建材商社マンが最短で1級建築施工管理技士を取得した勉強法【学科編】

学び
スポンサーリンク

こんにちは!

今回は文系大学出身の私が最短で1級建築施工管理技士を取得した方法をご紹介したいと思います。

営業職として商社の建材部門に入社した私ですが、

施工じたいを受けた物件では施工管理も任され、

当初は右も左もわからないまま、現場管理をしていました。

そして、実務経験年数が4年半以上になったので、

6年目に初めて受験し、無事1発で合格いたしました。

4年半の実務経験で最短で6年目??

となるかもしれませんが、それは後述致します!

建築については一からの勉強でしたので、いろいろな方の参考になるのではないかと思います。

ぜひ、最後までご覧ください!!

受験資格

受験資格に関して、1級建築施工管理技士の試験を主催する、

一般財団法人 建設業振興基金では以下のように定められております。

(画像は2020/7/11現在 建設業振興基金のHPより引用 )

(建設業振興基金 https://www.fcip-shiken.jp/ken1/

私のように文系大学出身で新卒で入社すると、4年半以上の実務経験が必要となりますので、6年目(経験年数丸5年)の6月学科試験が最短ということになります。

なお、受験資格に関しては今後変更等の可能性もありますので、

必ず申し込みの前にご自身で確認し、受験資格がある方が申し込むようにしてください。

誤りがあってもこちらでは責任取れませんのであしからず・・・

学科試験 概要

学科試験は大きく5編に分かれており、

  1. 建築学
  2. 施工
  3. 共通
  4. 施工管理法
  5. 法規

以上のように構成されております。

全部で60問出題され6割以上の36問以上が合格ラインとされております。

毎年の合格者は40%前後程度のようです。

あくまでも合格点をとればいいので、他人がどれだけ成績よくても関係ありませんし、

別に100点を取る必要もありません。

合格点にさえ届けば間違えても大丈夫です。

この心持が勉強時、試験時とも必要になってくると思います。

それでは、前置きはこの辺にして、

それぞれの項目で傾向があるため、解説していきます!!

建築学

建築学では15問出題され、そのうち12問解答する必要があります。

逆に言えば15問のうち分からない問題や答えに自信のない問題は3問も捨てることができます。

つまり、建築学の広い範囲全てを100%に仕上げる必要はありません。

過去問をひたすら解き、同じような問題は確実に解ける必要がありますが、

苦手な問題に無理に時間を割かないようにしましょう!

実際私は構造力学の部分は1問もわかりませんし、勉強もしませんでした。(笑)

しかし、構造力学は15問のうち3問程度出題されるので、そのほかは必死で勉強しました。

施工

施工は大きく分けて、2つに分類されます。

仕上工事と躯体工事です。

仕上工事から12問出題され5問解答

躯体工事から13問出題され5問解答

となっております。

勉強方法ですが、範囲も広くまた専門性も高い分野になります。

難しい用語や細かい数値が多く、かなりヘビーに見えますが

解答しなければならないのはどちらも5問と出題数からすれば決して多くはありません。

ですのですべてを網羅的に勉強するのではなく、得意な分野を見つけ、

その分野は確実に得点するという勉強法で大丈夫です。

過去問を数年分やると、この工種は出やすい、この工種は数年に1回のように出題頻度には

かなりばらつきがあるので、出題頻度の多いものは抑えておきましょう。

あくまでも例ですが、

躯体では仮設、山留、杭・地業、鉄筋、コンクリート、鉄骨はかなりの頻度で出題されます。

仕上では、屋根・防水、塗装・吹付、ガラス・建具工事、金属、内装などからでます。

問題によってはこれらが混ざっているような新傾向の問題もありますが、

それは答えられなければ選ばなければいいだけなので、解答時は勉強してきた得意なものから

解答し、自信のある5問を選択しましょう!

試験時は難しい問題はとにかく無視です!

6割取れればいいわけですから!

共通

共通からは5問出題され、5問全問解答しなければなりません。

そもそも共通ってどういう意味でつけられているんですかね?

出題範囲は広く、そのくせ5問しかないという勉強する意味があまり感じられない部分です。

個人的には6割の3問取れればいいかな?

くらいで勉強してました。

(ちなみに実際の試験では1問しか当たらなかったのは内緒。)

給排水、電気、消防、積算、測量、舗装、植栽など幅広くでるので

過去問と同じような問題は解けるくらいには勉強しておきたいですが、

力を入れすぎるのは禁物です。

仕事しながらの勉強になると思いますので、無駄な労力はかけないようにしましょう!

施工管理法

25問出題され25問全てを解答しなければなりません。

施工管理法という題名からもわかるようにこの試験の肝となる部分です。

今までの部分はある程度勉強してわからないところは捨ててもOK!

みたいなノリで説明してきましたが、ここは力を入れるべきところです。

なぜなら、

過去問そのままや類似問題が非常に多いから!

つまり、勉強すればするだけ得点できる問題が25問もでてくる。

非常においしいです。

何度も解いて、答えを頭に刷り込みましょう!

本当に過去問と同じような問題がでるので8割以上は解きたいところです。

ここで得点できるかどうかが合格するかどうかの分水嶺になります!

気合入れて頑張りましょう!

法規

法規は12問出題され、そのうち8問解答します。

過去問や類似問題が多い傾向が強く、施工管理法同様に高得点が狙える箇所です。

ややこしい内容も多く感じるところですが、ある程度頻度の高い問題や箇所は限られてきます。

労働安全法や建設業法はある程度絞りやすいのでしっかり過去問解きましょう!

用語の定義や、数値が問われることも多いので暗記が必要になります!

頑張りましょう!

おすすめ勉強法

過去問や類似問題が多くでるので、問題集を解くのは必須になります。

おすすめの問題集は日建学院が出版している学科問題解説集になります。

今年から2冊に分かれたみたいで

こちらが施工管理法と法規のテキスト

こちらが建築学、施工、共通の問題集になります。

別にこの問題集でなくても大丈夫ですが、この問題集のいいところは

  1. 問題が年度別に並んでいるのではなく、分野ごとに並んでいる
  2. 1問ごとに解説がついている

この2点がめちゃくちゃおすすめポイントです。

年度ごとに解くと、上記の1~5の順番に解くだけになってしまい、

その問題ごとの傾向が把握しずらいです。

しかし、分野ごとに並んでいれば類似の問題が次々と出てくるため、

どの部分が問われやすいのか把握することができます。

つまり、問題の急所がどこであるのかを練習してる間に身に着けることができます。

また、1問ごとに解説があることで、全くわからない問題がでてきても

解説を読み、答えを理解したうえで次の問題を解くことができます。

次の問題も類似問題のことが多いので、先ほどわからなかったような問題が

解けるようになります。

最初はわからない問題も解説を見ながら、連続で解くことで理解度が深まります。

私はこの連続を経験することで無知から1発合格にもっていきました。

この問題集を4周やり本番では8割程度の正解率で合格いたしました。

ちなみに勉強する項目は優先度をつけたほうがいいです。

前述のとおり、全問解答不要なところや、出題範囲がバカ広いところは時間かけすぎないほうがいいです。

個人的な意見ですが、ウエイトは

施工管理法>法規≧建築学>施工>共通

このようなイメージです。

施工管理と法規が満点とれればそれだけで33問正解になりますので、

建築学、施工、共通のなかから3問以上正当すれば合格です。

もちろん33問全部正解は難しいかもしれませんが考え方はこのような感じでいいと思います。

テストの解き方

選択可能な、建築学、施工、法規についてはわかる問題から解きましょう。

念のため全問解いてみて、その中で自信のあるものをピックアップしましょう。

選択する際解答欄には注意しましょう。

ずれてしまうとせっかく当たっていた問題も失点になってしまいます。

また、5問解答しなければならないところに6問解答してしまうなど、

多く解答するのは減点の対象になってしまいますので、

絶対にやめて下さい!!

あくまでも6割以上が合格点なので、満点を目指さず、

捨てるところは捨てるくらいの心持で頑張りましょう!

また、途中でトイレに行って顔や手を洗うと落ち着きますので、

テスト中盤や終盤で試してみてください。

長時間のテストですが、おそらく時間が余って暇になるので、

一度トイレに退席し、頭をリフレッシュしてから見直しすることをお勧めします!

まとめ

以上、文系大学出身の私が1級建築施工管理技士を取得した時の体験をもとに勉強法をお伝えしてきました。

これがすべてではないですし、これよりもいい勉強法もたくさんあるはずですが、

一つの選択肢として皆さんのご参考になれば幸いです。

コロナの影響で試験日は不明瞭なままだと思いますが、

逆に勉強するチャンスが増えたと思って頑張りましょう!

実地編はまた後日にしたいと思います。

ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました